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2020年05月30日

【Zen3】「AMDのZen3は5nm」という噂がありましたが、AMDのCEOのRisa SuのFinancial Analyst Day2020の資料には「Zen3は7nm」とはっきり書いている件(^_^;)

◇Rumor: Ryzen 4000 Zen 3 CPUs Could Use TSMC 5nm Node As AMD Goes For The Jugular
https://hothardware.com/news/amd-ryzen-4000-zen-3-cpu-tsmc-5nm-wild-rumor

◇AMD Financial Analyst Day – 2020 Lsa Su Presentations
https://ir.amd.com/static-files/5ef0a316-c44b-4b37-af09-ea4fb567c2aa

海外サイトで、「Zen3が5nmでは?」という噂が流れていましたが、これは、AMD Financial Analyst 2020において、AMDのCEOであるRisa Suが公開した資料で「Zen3は7nm」とハッキリと書かれていますので、完全なガセネタです。

そもそも、去年から順調に売り上げを伸ばしているZen2に使われている7nmの製造プロセスをそのまま使った方が最適化がし易いですし、AMDはIntelと比べて、資金力がまだまだ脆弱なので、コストがかかる新しいプロセスへの移行をスケジュールを早めてまで行うメリットが無いです。今のプロセスでも、Zen3のIPCが向上する余地があり、明らかにCCXの構造と3次キャッシュのレイテンシーが問題なので、この辺を改善した方がプロセス変更よりもメリットがあるとAMDは考えているのだと思います。
現在、Zen2ベースのRyzen 3 3300XとRyzen 3 3100Xが発売されていますが、Ryzen 3 3300XはRyzen 3 3100Xと比べて、CCXの跨ぎが無い為、フルで3次キャッシュが使えて、更にレイテンシーが遅くなってしまうといった事が起こりません。下手に慌ててシュリンクをして、Zen系アーキテクチャーの良さを殺す事にもなりかねない事を考えると、Zen3は7nmの改良で行く方が無難ですし、AMDが求める性能を引き出せるでしょう。
Zen3の製造プロセスを気にするなら、現在の7nmをそのまま使うのか、それとも、EUV 7nmを使うのかに焦点が移ると思いますが、当初言われていたEUV 7nmへの移行が現時点でも詳細なアナウンスが無いという事を考えると、現在の7nmよりも高コストなEUV 7nmを使うのを止めた可能性もあります。
製造プロセスのシュリンクはダイに載せるトランジスタ数の大幅向上が出来て、プロセッサのコア数を増やしたり、専用回路を増やしたり出来るというメリットがある反面、コストがどんどん上がっていくというデメリットもあります。この辺の事情は、以下の記事が参考になるでしょう。

◇縮小し続けるAMDの高性能CPUコア
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/1231477.html
◇AMDアーキテクチャの変化の原因となった7nmプロセスの特性
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/1199176.html
posted by takatan at 16:04| 大阪 ☁| PC and Phone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする