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2021年07月14日

Linux版Steam用ProtonとWineで使えるゲーム・ソフトウェアのまとめ【Linux上でWindowsアプリを動作】

ゲームタイトル数が増えてきたので、別途表を作り直して、別サイトで公開しています。
◇Proton・Wineで動作するゲーム対応表
https://vsrx.work/steam.html

◇Wineで動作させた時の環境

[環境]
・64bit版Ubuntu系Linuxディストリビューション
・64bit版Wine-stable 5.0.3
・winetricks
・Windowsのバージョンを「Windows 7」に設定
・PlayOnLinuxやLutrisなどのフロントエンドアプリは使わない。環境は、WINEPREFIXで切り分け。必要に応じてWINEARCH=win32で32bit環境を作成。基本的には64bit環境。


以下は、上記のソフトウェアをSteam PlayやWineで動作させる為の基本的な情報をまとめました。

◎Linux版Steam(Steam Play)のProtonで動作するゲーム

Windows向けに開発されたゲームがゲームプラットフォーム「Steam」で数多く配信されて久しいです。Linux環境においても、ValveはCodeWeaversと共同開発している、Steamに最適化・派生したWine(WindowsのAPIを移植したAPIレイヤー)であるProtonを提供しており、Proton経由でWindowsゲームを快適に動作させる事が可能になっています。但し、ゲームによってはプロパティから設定出来る起動オプションの設定が必要な事があります。
Proton経由でゲームを動作させる時に、各ディストリビューション向けの公式カーネルよりもカスタムカーネルを使った方が良い場合があります。Wine/Proton向けのfutexのパッチを適用したり、CPUスケジューラーを変更出来たり、レスポンスを高めたりなど通常のカーネルよりもゲーム環境が快適になる事が多いです。

Protonで遊べるゲームであるのかどうかは、「ProtonDB」というサイトで確認する事が出来ます。
https://www.protondb.com/

より多くのゲームを動作させたい場合は、カスタムProton「Proton GE」を導入します。
https://github.com/GloriousEggroll/proton-ge-custom
https://github.com/GloriousEggroll/proton-ge-custom/releases

◇Linux版Steamの起動オプション
https://github.com/ValveSoftware/Proton

Linux版SteamのProtonはデフォルトで、VulkanベースのDXVKを使って描写をするようになっていますが、3Dゲームの中には、テクスチャーが表示されないなどの表示の不具合が出る事があります。対策として、OpenGLベースのWine3Dを使う事で問題を回避する事が可能です。但し、Wine3DはUHD630で使うと描写が遅くなるので、別途グラフィックボードを用意した方が良いでしょう。UHD630で描画したい場合は、DXVKは極めて高速に描画してくれるので、多少の不具合を無視出来るなら一つの選択肢として良いです。
Wine3Dを使う起動オプションは以下のようになります。

PROTON_USE_WINED3D=1 %command%


esyncやfsyncを使う事で起動出来ない事があります。その場合には、以下の起動オプションを使ってください。

PROTON_NO_ESYNC=1 PROTON_NO_FSYNC=1 %command%


◎Linux版Steamでは無く、システムにWine(Windows APIレイヤー)をインストールしてシステムから起動出来るゲーム・ソフトウェア

Wineは、Linux上でWindowsのソフトウェアを動作させる為のAPIレイヤーです。
このソフトウェアでどのWindowsソフトウェアが動作するかは、Wineの公式サイトのデータベースであるhttps://appdb.winehq.org/で調べる事が出来ます。

市販ソフトウェアでインストール時にDVD-ROMが必要になる物が多いので、ディスクをDVD-ROMドライブに設置したり、DVD-ROMをISO化してFurius ISO mountなどで仮想ドライブとしてマウント、あるいは、中身を任意のディレクトリに入れて、Wineの設定画面でディレクトリを直接指定してインストールします。
この方法は、必ず成功するとは限りません。
また、同人ソフトは、インストーラーでインストールする物が多くありますが、直接実行ファイルを起動させるタイプの方が起動確率は高いです。
Flash・2次元ゲームの起動率は高く、3Dゲームはユーザーの環境依存が強くて、エラーが出る確率が高いようです。
posted by takatan at 13:38| 大阪 ☀| Game Hacks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする