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2020年11月06日

【AMD Zen3】Ryzen 5000シリーズが発売される

Zen3アーキテクチャーベースのAMDの新プロセッサ「Ryzen 5000シリーズ」が発売されました。

◇Zen3の圧倒的性能を発揮!「Ryzen 7 5800X」「Ryzen 9 5900X」速攻レビュー
https://ascii.jp/elem/000/004/032/4032942/

◇新しいCPUの王者、Zen 3となった「Ryzen 5000」シリーズをテスト
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1286593.html

◇これぞ1つの“到達点” 第4世代Ryzenプロセッサの圧倒的な実力をチェック!
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2011/05/news157.html

◇Ryzen 5000シリーズを試す - 性能編「Ryzen 9 5900X」と「Ryzen 7 5800X」
https://news.mynavi.jp/article/20201105-1457526/

◇Zen 3アーキテクチャ採用の新世代CPUはゲームにおける性能が大きく向上したRyzen 9 5900X Ryzen 7 5800X
https://www.4gamer.net/games/461/G046172/20201105003/

◇シングルスレッドでも最速。「Zen 3」採用の「Ryzen 5000」シリーズ徹底検証
https://www.gdm.or.jp/review/2020/1105/368230

CCXが1基になって、そのCCXが4コア16MB構成から8コア32MB構成に改良されており、ブーストクロックが200MHz上がって、最大4.9GHzまで動作する事が可能になっています。海外レビューでは、OCに余力があるという話もあります。
CPU内部のレイテンシーが大幅に低減した事で、IPCが最大19%上がっている一方で、Ryzen 7 5800Xは大幅な性能向上と引き換えにシステム消費電力が大幅に上がっています。逆にRyzen 9 5900Xの方が5800XよりもCPU温度・消費電力面で優れているのが面白いところでしょう。
メモリーレイテンシーがZen2と比べて大幅に遅くなっています。これがレイテンシー重視のプロ向けのアプリにどのような影響が出てくるのかは気になるかもしれません。

Photshop・LightRoomによる各種処理、動画エンコードなど動画編集・画像編集における処理がZen2よりも大幅に向上しているので、その辺の作業をする人にとっては良い選択肢になるかもしれません。一方で、ゲーミング性能もZen2よりも大幅に向上していますが、よくプレイされるゲームを主に見ていくと、一見Zen3がインテルのCometLake-S上位よりも良さそうに見えますが、実際にはそれほど大きな差は無さそうです。画面解像度が4Kに近づくほど差が無くなっていくので、普段から超高解像度でゲームをしている人は、Core i9-10900K/Core i9-10700Kから乗り換える必要は無さそうですし、Zen2ユーザーもゲームプレイ環境が大幅に改善される人は極一部のユーザーだけでしょう。

今回からRyzen 5 5600Xを除くモデルにCPUクーラーが付属していません。別途高性能なCPUクーラーが必要になります。また、Zen3の性能を最大限に発揮させるには、新チップセット「AMD 500」シリーズ搭載のマザーボードが必要です。Radeon 6000シリーズの性能も最大限に発揮したいなら尚更でしょう。

現在入手出来るAMDのプロセッサで一番バランスが良いのは、Renoirでしょう。3次キャッシュが少ないという点と価格が高めという事を除いては、消費電力面・十分な性能でとてもバランスが取れていると思います。
posted by takatan at 13:07| 大阪 ☁| PC and Phone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする