2024年8月の半ばに起こったとされる大阪府豊中市の高級住宅街で起こった騒音トラブルに関するFNNの記事が削除されました。搬送された時の様子をモスキート音被害者である加藤さん(仮名)の妻が撮影しており、この家の世帯主である加藤さん(仮名)がFNNの取材陣による取材を受けるという形で報道されました。
◇削除されたFNNプライムの記事のアーカイブ(動画も視聴可能)
https://web.archive.org/web/20240909112023/https://www.fnn.jp/articles/-/756217
◇【大阪】子どもが泣き叫び嘔吐…隣家からのモスキート音原因か?「耳障りな金属音」庭でプール遊び中に体調不良になり搬送(5chのスレ)
https://itest.5ch.net/asahi/test/read.cgi/newsplus/1725938152
◇事の経緯
2024年8月14日、加藤さん(仮名)は子供たちと自宅の敷地内にINTEX社製の設置型プールを設置して、子供たちとプール遊びをしていました。すると、突然子供が泣き叫んで嘔吐したそうです。加藤さん(仮名)は、何か音が聞こえてきたので、辺りを見渡すと隣人宅の窓が開いており、加藤さん(仮名)の妻は隣人宅の窓の方を撮影しました。そこに映し出されていたのは、飛行機のようなアニメーションが流れる映像がテレビに映っている様子でした。加藤さん(仮名)は、その映像をネットで調べると、YouTubeにアップロードされているモスキート音を聞く事が出来る動画でした。モスキート音は、テレビを通して窓に向けて流されており、加藤さん(仮名)は自分たちに向けてモスキート音を放っている事を知りました。30分以上モスキート音を聞いた結果、加藤さん(仮名)一家は嘔吐をして体調を崩した為、14時過ぎに警察を呼びます。加藤さん(仮名)が最も症状が重かったようで、16時半に救急を呼んで病院に搬送されました。医師の診断によると、過喚気症候群や脱水症だったそうです。加藤さん(仮名)によると、隣人との関係は次の通りだったそうです。
被害を訴える・加藤さん(仮名)「(Q.隣家との関係)普通の方よりは良好だったと僕自身は思ってた。当時、警察の方と一緒に(隣家に)行ったが、僕が「証拠の動画撮影してます」と言った途端、「お前のところもうるさいから、お互いさまだろう」と急にひょう変して。そこからは当事者同士話し合いができない状態。」
FNNの記事より引用
https://web.archive.org/web/20240909112023/https://www.fnn.jp/articles/-/756217
加藤さん(仮名)は撮影した動画を中学時代の親友である都民ファーストの会の幹事長で東京都議会議員の尾島紘平都議会議員に見せて相談します。尾島紘平都議会議員は、自身のXのアカウントにこの動画を公開しました。ネットではかなりの話題になりました。その後、尾島議員はAbemaに出演して、騒音トラブルの話題としてAbemaに取り上げられています。
https://times.abema.tv/articles/-/10140854?page=1
尾島議員がAbemaに出演後、加藤さん(仮名)はFNNからの取材を受けます。FNNは取材した動画を2024年9月9日18時52分にYouTubeにアップしました。
◇動画に映る加藤さん(仮名)一家が庭プールで遊んでいた様子
FNNが公開した動画の冒頭には、加藤さん(仮名)が自宅庭に設置したプールで子供を投げている様子や自身がクロールで泳いでいる様子が映し出されています。
https://takabrk.up.seesaa.net/image/tc001.png
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https://takabrk.up.seesaa.net/image/E382B9E382AFE383AAE383BCE383B3E382B7E383A7E38383E38388_2024-09-10_03-20-17.png
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◇モスキート音によって本当に悪影響を受けたのか
モスキート音を発生させるには、モスキート音発生装置が必要です。この発生装置で約15kHz〜18kHzの高周波を発生させる事が出来ますが、高周波は減衰し易いという特性があります。大分前からYouTubeなどでモスキート音が聞こえるかどうかというコンテンツが公開されています。しかし、ネットで公開したり、パソコンなどのスピーカーを通すと高周波はかなり減衰してしまいます。また、遮蔽物があったり、雨が降ったりしても高周波は減衰します。よって、テレビのスピーカーから発していたというモスキート音は、本来のモスキート音の特性ではないただのノイズです。これを聞いてモスキート音による人体的な影響を受ける可能性は全くないはずです。
◇参考
https://jpn.pioneer/ja/carrozzeria/museum/oto/02_a03.html
https://www.soumu.go.jp/main_content/000674398.pdf
https://ai-ken.co.jp/column/3446/
10代や子供などは高周波音を聞き取り易いと言われているので、モスキート音が聞こえます。しかし、それ以上の年代でモスキート音が聞こえると言う場合、NHKのライフチャットにあるように聴覚過敏で周囲の音に異常に反応してしまう事をモスキート音と勘違いしてしまう事があるようです。また、先程も述べた通り、モスキート音は高周波である為、減衰し易いという特性があります。テレビのスピーカーでモスキート音を発する事は不可能であり、専用の発生装置でも減衰してしまうので、テレビのスピーカーから発した音は最早モスキート音ではなく、ただのノイズです。加藤さん(仮名)が言う頭痛などの症状が出る可能性はほぼないと言えるでしょう。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/lifechat/post_146.html
今回の加藤さん(仮名)は、尾島都議会議員の中学時代の親友という事であるので35歳と考えられ、モスキート音は聞こえないと考えられます。モスキート音などの高周波音やノイズを聞いた場合の症状は、ストレスを感じたり、イライラしたり、不快に感じたり、不眠になったりします。加藤さん(仮名)4人が病院に搬送されたと報道されていますが、後に加藤さん(仮名)だけが搬送されたという話があり、子供2人(ネットではモスキート音を発していた隣家を撮影していた動画には赤ちゃんがグズって泣く声が聞こえていたという人がおり、3人だった可能性あり)を残しておく事が出来ないので妻も子供を連れて病院へ一緒に行っただけと考えられます。
FNNの動画には防犯カメラ映像と思われる動画が公開されており、そこには搬送される加藤さん(仮名)を撮影している加藤さん(仮名)の妻が歩いている姿が映し出されています。この事からも、加藤さん(仮名)の妻はかなり軽い脱水症状か、何も症状が無かった事が分かります。また、子供が救急車に運ばれている様子もありません。FNNの「家族全員症状改善せず」という報道は矛盾しています。
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◇医師からの診断書には脱水症と書かれているので熱中症になった可能性が高い
医師の診断の結果から脱水症であった事が分かっており、加藤さん(仮名)は妻と子供たちと猛暑日のお昼にプールで遊んでいた事から過喚気症候群や熱中症にかかったと思われます。モスキート音による人体への悪影響の中に、脱水症という症状はありません。ちなみに、2024年8月14日の大阪府豊中市の気温は、日中最高気温37.7度であったので、その時間帯にプール遊びをしていれば、熱中症になる可能性はかなり高いです。
https://takabrk.up.seesaa.net/image/tc005.png
△2024年8月14日の大阪府豊中市の日中最高気温37.7度
https://tenki.jp/past/2024/08/14/amedas/6/30/62051.html
https://takabrk.up.seesaa.net/image/tc006.png
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搬送される加藤さん(仮名)の様子を見ると、かなり日焼けしているように見えます。相当長い時間直射日光に当たらないと、このようにはならないでしょう。
加藤さん(仮名)によると、隣家から聞こえてきたモスキート音によって子供たちは泣き叫んで頭が痛いと言い、嘔吐をしたと話していました。しかし、FNNが公開していた映像を観ると、加藤さん(仮名)が立ち上がって隣家の様子を見ているシーンでは、子供たちは平然と泳いでいる様子が映っていました。この時に、モスキート音による被害が出ているはずですが、この映像からは加藤さん(仮名)とその妻が訴えていた内容に矛盾が生じています。
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◇加藤さん(仮名)は本当に隣人との関係が良かったのか
FNNの取材では、加藤さん(仮名)は隣人とは普通の方よりも仲が良かったと語っていますが、今回の騒動で加藤さん(仮名)が隣人にモスキート音の件で訪れた際に、隣人が加藤さん(仮名)に「普段から騒音がうるさいからお互い様」という事を言っているので、元々加藤さん(仮名)夫婦が普段から子供たちと一緒になって騒いでいたと考えられます。よって、加藤さん(仮名)と隣人は、騒音トラブルで犬猿の仲だったのでしょう。
◇加藤さん(仮名)の目的とは
こういう騒音トラブルは、当事者同士で話し合って解決するか、弁護士を雇って訴訟をする事で解決する事になるのが一般的です。しかし、隣人からモスキート音を使われたところを加藤さん(仮名)の妻がスマホで撮影して、それを都民ファーストの会の尾島都議会議員に動画を渡し、尾島議員がXにポストして、今回の騒動を子供がいる家庭への嫌がらせという体で公開しています。その後、尾島議員はAbemaに出演しており、そこでもXで述べた自身の主張と中学時代の親友の加藤さん(仮名)の子供が隣人から嫌がらせをされて悩んでいる事を話しています。さらに、その後に加藤さん(仮名)がFNNの独自取材のインタビューに答えています。訴訟や話し合いではなく、ここまで回りくどい事を行っているので、加藤さん(仮名)の目的は都議会議員・マスコミ・自分の子供を使って、普段から仲が悪い隣人への仕返しだったと考えられます。
◇モスキート音被害者の加藤さん(仮)とは何者か
加藤さん(仮)とは何者でしょうか。Abemaに出演していた尾島都議会議員が中学時代の親友である事を明かしています。
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◇加藤さん(仮)が尾島都議会議員やマスコミを使って隣人を糾弾する以上に悪質であるのは尾島都議会議員がXやAbemaでトラブルを拡散した事
加藤さん(仮)が隣人を糾弾する目的で、尾島都議会議員やマスコミを使ったのは今回のトラブルの流れから分かります。確かに加藤さん(仮)のやり方は悪質ですが、それよりも悪質であるのは加藤さん(仮)の中学時代の親友であると言う尾島紘平都議会議員の行為です。東京都都議会議員で都民ファーストの会の幹事長である尾島都議会議員は、無関係にもかかわらず、中学時代の友人が提供した騒音トラブルの映像をXで公開したのでしょうか。友人から相談を受けたとしても、この映像をXにアップロードして、自身がAbemaで話せば、加藤さん(仮名)の隣人が過度に悪者扱いされるのは分かるはずです。住民の騒音トラブルは、あくまで当事者同士が解決するべきものであり、都議会議員がXで動画を拡散する必要は全くありません。
近年、政治家が若者支持を狙ってXやYouTubeなどを使っていますが、個人的には政治家がSNSを使うのは反対です。その理由は、政治家は公権力を持っているので、SNSで発信をすれば、過度に影響が出てきます。
自民党の河野太郎氏や尾島紘平氏のように、自分の気に食わない意見があると誹謗中傷扱いしてブロックする人がいますが、そういう人は政治家に元々向いていないと思っていますし、最初からSNSをやらなければ良い話でしょう。政治家が自分の信念・意見をぶつける場は、あくまでも国会や議会ではないでしょうか。国会や議会で自分の意見を言えない人が外部で承認欲求を得なければいけないのではないかと思います。
◇XやAbemaで拡散して問題を大きくした尾島東京都議会議員が責任を取らずに、論点ずらしをしながら自己主張をし出す
尾島東京都議会議員が2024年9月15日頃に問題の動画を削除しました。あくまで子供の声に対するクレームに異議を申すというスタンスは崩していないようです。
今回の豊中市の高級住宅街の騒音トラブルは、世間一般で言われている子供の騒音トラブルを通り越して、尾島都議会議員の中学時代の親友「加藤さん(仮名)」が隣人を陥れる為に、都議会議員・マスコミ・子供を使っている行動に対して批判されているのです。尾島都議会議員はXで親友から受け取った動画を拡散したり、Abemaにその動画を持ち込んで自分の主張を語ったりする事で、親友が隣人を社会的に陥れようとする行為に加担する事が問題視されています。自分が責任を取るのが嫌だから、論点ずらしも良いところでしょう。そもそも、尾島紘平都議会議員がXに親友が持ち込んだ動画を投稿したり、前述の動画を持ち込んでAbemaに出演しなければ、親友とその隣人の間で解決するべき問題で済んでいたはずです。責任転嫁が酷すぎるでしょう。明らかに今回の騒動の責任を取るべきであるのは、尾島東京都議会議員とその中学時代の親友であるモスキート音被害者の加藤さん(仮名)です。