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2023年04月25日

Gravure Studio 0.9 とDOA5LR VU Mod(Uncensored version)を統合してSteam版「DEAD OR ALIVE 5 Last Round」を大幅に強化する

DOA5LRの大型MOD「Beach Paradise」がリニューアルされて、Gravure Studioというプロジェクトになったそうです。モデリングやテクスチャ、Hムービーなどが大幅に更新されているので、導入してみる価値はあります。
Steam版「DEAD OR ALIVE 5 Last Round」にGravure Studio 0.9(旧Beach Paradaise)とDOA5LR VU Modの2つの大型MODを併用する事で、様々な要素を大幅に強化する事が出来ます。VU MODを導入する事でReShadeを使わなくて済み、ゲームの動作が重くならなくなります。

[環境]
Ubuntu 22.04.1 LTS
Linux版Steam
GE-Proton7-42
Radeon RX 460

◇Linux+Steam Playの環境でMODを使う場合には、winecfgでMOD付属のDInput8.dllを読み込みます。ReShadeを使う場合は同様にMOD付属のd3d9.dllをwinecfgで読み込みます。やり方は別記事にしています。

https://www.vsrx.work/article/478642152.html?1671732300
https://www.vsrx.work/article/488066608.html?1671731934

◇Gravure Studio 0.9 (旧Beach Paradaise)
DOA5 LRで一番有名なMOD
https://twitter.com/holden_mcclure
https://mega.nz/folder/NFhG2bpJ#yZyIiHvuiHcgn1knT9p6lw

[特長]
- ReShadeを使ったポストプロセッシングによる高画質化(アンチエイジング・フォグ・被写界深度などの設定)
- ヌードモデル・胸が大きく揺れる水着モデルの収録
- 一部モデルは、ダメージの蓄積で衣装が取れる(勝利画面・負け画面・戦闘時に落下するシーンの後・戦闘時など)
- 収録されているモデルは水に濡れたり、ダウンしたりすると日焼けをする
- 既存モデルの一部でDOAXVVのキャラを再現している
- ウェットタイプのヌードモデルが追加されている
- コーエーテクモ公式で販売されている「Tropical Paradise Costume & Movie Set」( https://store.steampowered.com/app/358142/Tropical_Paradise_Costume__Movie_Set/?l=japanese )を導入している場合は、Hなオリジナルムービーを再生可能


◇DOA5LR VU Mod
テクスチャーを超高解像度の物に変更されており、ライティングや物理演算やマテリアルなどを大幅に変更する事で、ReShadeなどのポストプロセッシングインジェクターを使わずに高解像度化を実現しているのは凄いです。ReShadeを使わずに済むので、ゲームの動作が鈍くなりにくくなります。デフォルト版とDLC対応版、オプションで18R版が公開されています。

https://www.nexusmods.com/deadoralive5/mods/228


[特長]
- 全キャラと全ステージと全DLCに高画質テクスチャが適用されている
- ライティング・マテリアル・フォグなどが調整されているので、ReShade無しで高画質化が可能
- Uncensored版に収録されている女性キャラは、服が濡れるとかなり透けるようになっている
- Uncensored版に収録されている女性キャラは、乳首がちゃんと再現されている
- 全キャラに汗や水で肌が濡れる表現が感じられるテクスチャ処理が施されている
- 表情や一部モーションが調整・変更されている
- ステージの物理演算の変更でダイナミックさが増している




◇Gravure Studio 0.9とVU MODを統合する
1.Steam版DOA5 LRのフォルダにGravure Studioの「Dead or Alive 5 Last Round」フォルダを上書きする
2.mods2フォルダを作成して、その中にVU MODのmodsフォルダの中身を入れる
3.VU MOD付属のmod.configの「mods」の部分をテキストエディタでまとめて「mods2」に変換する
4.BPのmod.configをベースに、VU Modの.swap部分をBPのmod.configに記載されている.swap部分よりも先に追記してmod.configを統合します。これで、lnk_reshuffleでBPとVU MODを同時に使えるようになります。また、BPやVU MOD以外にAutolinkで導入するタイプのMODを併用する事も出来ます。
VU MODのカスタム衣装はアイコンに反映されていないので、lnk_reshuffleで新規に追加していきます。カスタム衣装は、それほど必要というわけでもないので、この作業は飛ばしても構いません。
5.ReShadeを使わないようにするには、d3d9.dllをDOA5 LAフォルダから外しておきます。

◇DOA5 LR config
DOA5 LR本体のconfig設定は以下の通りです。
影 : 4096x4096
アンチエイリアス : SSAAx4
グラフィックボードを搭載しているPCであれば、これを基本にしてください。Radeon RX 460ぐらいのグラボでも大丈夫です。
解像度はマシンの性能に合わせて変更します。
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PC版DOA5 LRには、FXAAとSSAAの2種類のアンチエイリアス処理が用意されています。FXAAはポストプロセス的にアンチエイリアスをかける事ができ、 それぞれのピクセルとその周辺ピクセルの輝度の差の情報を元にしてエッジの推測を行い、斜め部分のジャギーを軽減する手法です。動作が軽いですが、どうしてもボヤける傾向が強いです。
SSAAは、ピクセルを2個から8個のサブピクセルに分割して、各サブピクセルで色を計算して得た結果を混ぜ合わせて色を平均化する事で滑らかさを出しています。x4であれば、4分割して計算しているという事になり、より高画質になってFXAAのようなぼやけるといった弱点が無いのが強みです。高画質を目指すなら、グラボの性能が許す限り、SSAA x4がオススメです。Radeon RX 460のようにローエンドグラボでも出来ているので、それ以上の性能を持つグラボであれば問題がありません。

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posted by takatan at 16:27| 大阪 | Game Hacks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月09日

2023年1月時点でのLinux版Steam上で構築したDEAD OR ALIVE5 Last RoundのMOD環境

2023年1月時点でのLinux版Steam上で構築したDOA5 LRのMOD環境は、次のような感じです。

OS : Ubuntu 22.04 LTS
ゲームプラットフォーム : Steam
Proton : Proton Experimental
MODツール : AutoLink 3.30・lnk_reshuffle( https://www.deviantart.com/segadordelinks/journal/Installing-DoA5-mods-using-lnk-reshuffle-586630326 )

[MOD]
- Beach Paradaise 8.301(https://twitter.com/holden_mcclure | https://mega.nz/folder/NFhG2bpJ#yZyIiHvuiHcgn1knT9p6lw )
- DOA5LR VU Mod(2023/1/5) ( https://www.nexusmods.com/deadoralive5/mods/228 )
- Naotora-Beyeon-Qipao( https://www.deviantart.com/sindorsf4/art/Naotora-Beyeon-Qipao-846650940 )
- ABC Transformer2で、レイファンのコスチュームをかすみとティナに移植
- Movie Data Toolでnodecpの数値変更して、MODモデルの一部の胸の動きを少し激しくした

[ステージ]
- VU Modの高画質テクスチャを使用したステージがメイン

[BGM]
- Virtua Fighter Music Pack( https://www.deviantart.com/xman1974/art/Virtua-Fighter-Music-Pack-826343328 )
- ゲン・フー、ハヤテ、レイファン、ハヤブサ、ティナ、ザック、レオンのBGMは、DOA1の物に変更。メニュー画面の音楽とトレーニングモードの音楽は、DOA4の物に変更。

[ムービー]
Team Ninjaのロゴムービーをカスタムムービーに差し替え

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MOD編集ツール :
- Movie Data Tool・DLC Tool JPN Custom・TMC Bone Tool・TMC Object Tool・TMC Polygon Tool・TMC Polygon insert Toolなど。Blender用のアドオン( https://www.mediafire.com/folder/9zi2gt8dyllaj/doa5mod )
- TMC-OBJ Converter・Replace Skin MtrCol・TMC MetaData Viewerなど( http://www.loverslab.com/topic/53532-doa5lr-harry-palmers-tools-and-tips/ )
- LR Photo Studio・Breasts Copy Machineなど( https://www.mediafire.com/folder/f2d5z16fv0xm2/DOA5LR )
posted by takatan at 11:37| 大阪 ☁| Game Hacks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月27日

2コア2スレッドPentium G+Radeon RX 460+Linux環境でも綺麗に遊べるSteam版ソウルキャリバー6の設定

2コア2スレッドPentium G+Radeon RX 460+Linux環境で、Steam版ソウルキャリバー6を綺麗な画面で遊べる設定をもっと詰めていました。その結果が画像のような設定です。
アンチエイリアス・シャドウ・エフェクト・テクスチャは「最高」設定、ポストプロセスは「高」設定にします。V-SYNCはONにしています。
ポストプロセスは後処理でフィルターを適用するので、どうしても重くなってしまいます。
パソコンの性能が如実に出てくるのは、ディスプレイ解像度とスケーリング解像度の設定です。これらの項目をマシンの性能に合わせて変更していきます。2コア2スレッドPentium G+Radeon RX 460+Linux環境であれば、ディスプレイ解像度は1280x720、スケーリング解像度は73ぐらいにしておくと良いでしょう。Steam Deckなどの小型ゲーミングマシンで遊ぶ場合にも丁度良い設定ではないかと思います。

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posted by takatan at 15:58| 大阪 ☀| Game Hacks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月25日

Linux版Steam用ProtonとWineで使えるゲーム・ソフトウェアのまとめ【Linux上でWindowsアプリを動作】(2022年12月25日更新)

Linux版SteamやWineを使ってLinux上で動作するゲームやアプリの動作方法をまとめました。
ゲームを購入する前にSteam公式やProton DB、Wine HQとこちらで実際に動作確認した表で確認しておくと良いでしょう。

◇Proton・Wineで動作するゲーム・アプリ対応表
https://vsrx.work/steam.html
[更新情報]
- Sword Art Online: Lost Songを追加

◇Steam PlayやWineでWindowsゲームを動作させる手順
1.Linux版Steamをインストール、設定で「サポートされたタイトルでSteam Playを有効化」「他のすべてのタイトルでSteam Playを有効化」にチェックを入れます。「他のタイトルに使用するツール」でProtonを選ぶ事が出来ます。Proton Exprementalを選ぶと、新しいパッチが適用されたProton ExperimentalブランチのProtonが使用出来るので、これを選びます。

2.Wineでソフトを動かしたい場合は、Wineをインストールします。winecfgを立ち上げた時にMonoなどのインストールが促されますが、指示通りにインストールします。

3.Steamで販売されているWindows用のゲームを購入する前に、Steam Playで動作するかどうかを確認しておいてください。
Steam公式の各ゲームの紹介ページにSteam Deckで動作するかどうかが書かれています。動作する場合は、特に何もしなくてもSteam Play上でも動きます。

4.次に確認するのは、Proton DBとWine HQです。
https://www.protondb.com/ (Proton DB)
https://www.winehq.org/ (Wine HQ)

Proton DBは、ユーザーが実際に動作させてみた情報が載っています。次のようなレートで分けられています。
NATIVE - Linux上でそのまま動作可能
PLATINUM - Windows環境と同様にソフトが問題なく動作
GOLD - 若干の設定変更が必要(多くは起動オプションの追加のみ)
SILVER - 古いバージョンのProtonでは動作したり、ムービー再生にWinetricksを使ってツール・ライブラリのインストールが必要
BRONZE - 動作はするものの、クラッシュが頻繁に起こったりする。環境依存で動作しない事も多い
BORKED - 動作不可

Wine HQは、Windows APIレイヤー「Wine」の公式ページでソフトウェアの動作報告がデータベース化されています。

◇Wineで動作させた時の環境

[環境]
・Ubuntu 22.04.1 LTS及びこれをベースにしたディストリビューション各種
・64bit版Wine-stable 7.0.0など
・winetricks
・Windowsのバージョンを「Windows 7」「Windows 10」に設定
・PlayOnLinuxやLutrisなどのフロントエンドアプリは使わない。環境は、WINEPREFIXで切り分け。必要に応じてWINEARCH=win32で32bit環境を作成。基本的には64bit環境。


以下は、上記のソフトウェアをSteam PlayやWineで動作させる為の基本的な情報をまとめました。

◇Linux版Steam(Steam Play)の公式Protonで動作しない場合は、カスタムProton「Proton GE」を使う

Windows向けに開発されたゲームがゲームプラットフォーム「Steam」で数多く配信されて久しいです。Linux環境においても、ValveはCodeWeaversと共同開発している、Steamに最適化・派生したWine(WindowsのAPIを移植したAPIレイヤー)であるProtonを提供しており、Proton経由でWindowsゲームを快適に動作させる事が可能になっています。但し、ゲームによってはプロパティから設定出来る起動オプションの設定が必要な事があります。
Proton経由でゲームを動作させる時に、各ディストリビューション向けの公式カーネルよりもカスタムカーネルを使った方が良い場合があります。Wine/Proton向けのfutexのパッチを適用したり、CPUスケジューラーを変更出来たり、レスポンスを高めたりなど通常のカーネルよりもゲーム環境が快適になる事が多いです。

より多くのゲームを動作させたい場合は、カスタムProton「Proton GE」を導入します。
https://github.com/GloriousEggroll/proton-ge-custom
https://github.com/GloriousEggroll/proton-ge-custom/releases

◇Linux版Steamの起動オプション
https://github.com/ValveSoftware/Proton

Linux版SteamのProtonはデフォルトで、VulkanベースのDXVKを使って描写をするようになっていますが、3Dゲームの中には、テクスチャーが表示されないなどの表示の不具合が出る事があります。対策として、OpenGLベースのWine3Dを使う事で問題を回避する事が可能です。但し、Wine3DはUHD630で使うと描写が遅くなるので、別途グラフィックボードを用意した方が良いでしょう。UHD630で描画したい場合は、DXVKは極めて高速に描画してくれるので、多少の不具合を無視出来るなら一つの選択肢として良いです。
Wine3Dを使う起動オプションは以下のようになります。

PROTON_USE_WINED3D=1 %command%


esyncやfsyncを使う事で起動出来ない事があります。その場合には、以下の起動オプションを使ってください。

PROTON_NO_ESYNC=1 PROTON_NO_FSYNC=1 %command%


◎Linux版Steamでは無く、システムにWine(Windows APIレイヤー)をインストールしてシステムから起動出来るゲーム・ソフトウェア

Wineは、Linux上でWindowsのソフトウェアを動作させる為のAPIレイヤーです。

市販ソフトウェアでインストール時にDVD-ROMが必要になる物が多いので、ディスクをDVD-ROMドライブに設置したり、DVD-ROMをISO化してFurius ISO mountなどで仮想ドライブとしてマウント、あるいは、中身を任意のディレクトリに入れて、Wineの設定画面でディレクトリを直接指定してインストールします。
この方法は、必ず成功するとは限りません。
また、同人ソフトは、インストーラーでインストールする物が多くありますが、直接実行ファイルを起動させるタイプの方が起動確率は高いです。
posted by takatan at 13:50| 大阪 ☀| Game Hacks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月11日

ハックロムのまとめ(2022年12月11日更新)

専用の吸出し機を使って、ゲームソフトからデータを取り出して、取り出したROMのバイナリにバイナリエディタでパッチを当てて、新しい機能を追加したり、難易度を変更した物がハックロムです。
ハックロムの面白いところは、中には、ギャグ中心の物もありますが、昔のゲームシステムはそのままで、現代のデータに書き換えたり、後に他機種で搭載された機能をユーザー有志が再現しているところでしょう。
ワースタの2018年度版データやSFC版FFシリーズ、ドラクエシリーズのシナリオ追加・キャラクター追加・機能強化、ファミコン版グラディウスやツインビーのアーケード化などは面白いと思います。

◇IPSパッチ適用システム
http://emu.web-g-p.com/info/system/ips.html

◇WinIPS
http://smblabo.web.fc2.com/

◇バイナリエディタ
http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/win/util/bin/edit/

◇ROMの吸い出し方法
http://emu.web-g-p.com/info/page/fc_rom_dump.html

◇ファミコン
・Xevious・ドルアーガの塔のAC化
http://rdev.php.xdomain.jp/makimura/archive/modification/xevious-alt
【ハックROM・AC化】FC版ドルアーガの塔・改修版1/3
https://nico.ms/sm33485010
【AC化】Xevious Alternative Ver-2.0をプレイ Part-1/2【60fps】
https://nico.ms/sm13886055

・スーパーマリオなどの各種パッチ
http://emu.web-g-p.com/info/page/fc_rom_hack.html

・ロックマンの各種パッチ
http://rockman2ips.tripod.com/

・FC版ロードランナーの初音ミク化
http://www1.odn.ne.jp/~cbs78480/r_edit_miku_runner.html

・ファミコン版グラディウス、ツインビー AC化パッチ
http://hlc6502.web.fc2.com/Kakikae.htm

◇スーパーファミコン
・FF6T
SFC版ファイナルファンタジーVIとオメガパッチをベースに、他のシリーズ作品で出てきたボスキャラなどが追加されています。
http://jbbs.shitaraba.net/game/55803/

・ドラゴンクエストIII K.mix(ver1.9.9)
モンスター図鑑や各種イベントの追加、敵キャラの追加などが行われています。
http://retrogamehackers.net/downloadtop/

・DQ32
DQ3のシステムでDQ2を再現
https://www.mediafire.com/file/0gvz4b3uzadoj5p/DQ32_v095.zip/file


・スーパーメトロイドの各種パッチ
http://www9.atwiki.jp/catnap222/pages/232.html




posted by takatan at 11:36| 大阪 ☔| Game Hacks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする