Steam版「DEAD OR ALIVE 5 Last Round」にGravure Studio 0.9(旧Beach Paradaise)とDOA5LR VU Modの2つの大型MODを併用する事で、様々な要素を大幅に強化する事が出来ます。VU MODを導入する事でReShadeを使わなくて済み、ゲームの動作が重くならなくなります。
[環境]
Ubuntu 22.04.1 LTS
Linux版Steam
GE-Proton7-42
Radeon RX 460
◇Linux+Steam Playの環境でMODを使う場合には、winecfgでMOD付属のDInput8.dllを読み込みます。ReShadeを使う場合は同様にMOD付属のd3d9.dllをwinecfgで読み込みます。やり方は別記事にしています。
https://www.vsrx.work/article/478642152.html?1671732300
https://www.vsrx.work/article/488066608.html?1671731934
◇Gravure Studio 0.9 (旧Beach Paradaise)
DOA5 LRで一番有名なMOD
https://twitter.com/holden_mcclure
https://mega.nz/folder/NFhG2bpJ#yZyIiHvuiHcgn1knT9p6lw
[特長]
- ReShadeを使ったポストプロセッシングによる高画質化(アンチエイジング・フォグ・被写界深度などの設定)
- ヌードモデル・胸が大きく揺れる水着モデルの収録
- 一部モデルは、ダメージの蓄積で衣装が取れる(勝利画面・負け画面・戦闘時に落下するシーンの後・戦闘時など)
- 収録されているモデルは水に濡れたり、ダウンしたりすると日焼けをする
- 既存モデルの一部でDOAXVVのキャラを再現している
- ウェットタイプのヌードモデルが追加されている
- コーエーテクモ公式で販売されている「Tropical Paradise Costume & Movie Set」( https://store.steampowered.com/app/358142/Tropical_Paradise_Costume__Movie_Set/?l=japanese )を導入している場合は、Hなオリジナルムービーを再生可能
◇DOA5LR VU Mod
テクスチャーを超高解像度の物に変更されており、ライティングや物理演算やマテリアルなどを大幅に変更する事で、ReShadeなどのポストプロセッシングインジェクターを使わずに高解像度化を実現しているのは凄いです。ReShadeを使わずに済むので、ゲームの動作が鈍くなりにくくなります。デフォルト版とDLC対応版、オプションで18R版が公開されています。
https://www.nexusmods.com/deadoralive5/mods/228
[特長]
- 全キャラと全ステージと全DLCに高画質テクスチャが適用されている
- ライティング・マテリアル・フォグなどが調整されているので、ReShade無しで高画質化が可能
- Uncensored版に収録されている女性キャラは、服が濡れるとかなり透けるようになっている
- Uncensored版に収録されている女性キャラは、乳首がちゃんと再現されている
- 全キャラに汗や水で肌が濡れる表現が感じられるテクスチャ処理が施されている
- 表情や一部モーションが調整・変更されている
- ステージの物理演算の変更でダイナミックさが増している
◇Gravure Studio 0.9とVU MODを統合する
1.Steam版DOA5 LRのフォルダにGravure Studioの「Dead or Alive 5 Last Round」フォルダを上書きする
2.mods2フォルダを作成して、その中にVU MODのmodsフォルダの中身を入れる
3.VU MOD付属のmod.configの「mods」の部分をテキストエディタでまとめて「mods2」に変換する
4.BPのmod.configをベースに、VU Modの.swap部分をBPのmod.configに記載されている.swap部分よりも先に追記してmod.configを統合します。これで、lnk_reshuffleでBPとVU MODを同時に使えるようになります。また、BPやVU MOD以外にAutolinkで導入するタイプのMODを併用する事も出来ます。
VU MODのカスタム衣装はアイコンに反映されていないので、lnk_reshuffleで新規に追加していきます。カスタム衣装は、それほど必要というわけでもないので、この作業は飛ばしても構いません。
5.ReShadeを使わないようにするには、d3d9.dllをDOA5 LAフォルダから外しておきます。
◇DOA5 LR config
DOA5 LR本体のconfig設定は以下の通りです。
影 : 4096x4096
アンチエイリアス : SSAAx4
グラフィックボードを搭載しているPCであれば、これを基本にしてください。Radeon RX 460ぐらいのグラボでも大丈夫です。
解像度はマシンの性能に合わせて変更します。
PC版DOA5 LRには、FXAAとSSAAの2種類のアンチエイリアス処理が用意されています。FXAAはポストプロセス的にアンチエイリアスをかける事ができ、 それぞれのピクセルとその周辺ピクセルの輝度の差の情報を元にしてエッジの推測を行い、斜め部分のジャギーを軽減する手法です。動作が軽いですが、どうしてもボヤける傾向が強いです。
SSAAは、ピクセルを2個から8個のサブピクセルに分割して、各サブピクセルで色を計算して得た結果を混ぜ合わせて色を平均化する事で滑らかさを出しています。x4であれば、4分割して計算しているという事になり、より高画質になってFXAAのようなぼやけるといった弱点が無いのが強みです。高画質を目指すなら、グラボの性能が許す限り、SSAA x4がオススメです。Radeon RX 460のようにローエンドグラボでも出来ているので、それ以上の性能を持つグラボであれば問題がありません。