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2020年06月07日

Steam版Dead Or Alive6をLinux版Steamで動作させる設定

Steam版Dead Or Alive 6をLinux版Steamで動作させるには、以下の設定を行います。

1.mesa-vulkan-driverをインストールする。DOA6は、Vulkan APIを使っているようで、このドライバが必須です。

$ sudo apt install mesa-vulkan-driver


2.Steamの「設定」→「シェーダプリキャッシュ」で、「シェーダープリキャッシュを有効化」「バックグラウンドでVulkanシェーダー処理を許可する」にチェックを入れる。これで、処理落ちが激減する。
スクリーンショット_2020-06-09_15-44-25.png

3.Dead Or Alive 6をダウンロードしたら、Dead Or Alive 6のプロパティから起動オプションに「PROTON_NO_ESYNC=1 %command%」をつけると、ESyncをオフにでき、ゲームを正常に表示出来るようになる。
スクリーンショット_2020-06-09_14-52-201.png

4.「Steam入力をゲーム毎の設定にする」を「強制オフ」にする。これで、手持ちのコントロールパッドが使えるようになる。
スクリーンショット_2020-06-09_14-52-34.png

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スクリーンショット_2020-06-07_14-49-33.png

実際に動かした動画を公開しました。
◇【DOA6】かすみの夏休み
posted by takatan at 17:34| 大阪 ☀| Game Hacks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月26日

UbuntuでSteam版Dead Or Alive 5の起動時に真っ白になってゲームが起動出来ない時の対処法

Linux版Steamでも、Protonを使ってWindowsゲームを遊ぶ事が出来ます。ゲームによっては、出来ない事もありますし、本来プレイ出来るのに起動出来ないといった事も起こります。
Steam版Dead Or Alive5を起動させた時に真っ白になってしまったという事は無いでしょうか?この時の対処法は、画像のように、プロパティのオプションに「PROTON_NO_ESYNC=1 PROTON_NO_FSYNC=1 %command%」を追加してからゲームを起動します。

スクリーンショット_2020-05-26_20-47-58.png

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posted by takatan at 20:55| 大阪 ☔| Game Hacks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月19日

Linuxでゲームをするなら、Steam・PlayOnLinux・PCSX2・PPSSPP・Lutrisの5つで環境が整う

昔のLinux環境は、Linuxネイティブなゲームしか満足に動作しませんでした。しかし、Windows APIレイヤー「Wine」がアップグレードし続けて、非常に多くのWindowsゲームが動作するようになり、ゲームエミュレーターもWindows版に負けないぐらい完成度が高まってきました。
Linux上でゲームをする場合は、ゲームエミュレーターを使うか、Linux版Steamを使う事になります。Linuxネイティブのゲームも進化はしていますが、Windowsと比較するとバリエーションが乏しいのは否めません。
2020年現在のLinux上でのゲーム環境は、Steam・PlayOnLinux・PCSX2・PPSSPP・Lutrisで揃えられます。

◎Steam
お馴染みのゲーム配信プラットフォーム。Windows用のゲームが数多く配信されています。PS4/PS3などで発売されていたタイトルのPC版も購入する事が出来ます。Linux向けにもSteamクライアントが用意されており、これに搭載されているProtonというWineをフォークした互換環境を使ってWindowsのゲームを動作させる事が出来ます。

◇Steamクライアントダウンロードページ
https://store.steampowered.com/about/

PPAは、Ubuntu 12.04 LTS用の物しかありませんが、Ubuntu 18.04 LTSでも動作しているので、一応使えます。

◇Steam PPA
https://www.ubuntuupdates.org/ppa/steam

クライアントアプリをインストールして、Steamアカウントでログインすれば、Windows版と使い方は基本的に同じです。但し、決定的に違うのは、LinuxはProton経由でWindowsアプリを動作させる仕組みになっていますので、予め設定が必要です。
1.「Steam」→「設定」→「アカウント」→「ベータへの参加」を選択
スクリーンショット_2020-05-19_20-31-32.png

2.「Steam」→「設定」→「Steam Play」→「Advanced」→「他のすべてのタイトルでSteam Playを有効化」にチェックを入れる。その後、Protonを選ぶ。
スクリーンショット_2020-05-19_20-31-45.png

これで環境を整えられました。ゲームによっては動作しない事もありますので、Protonで動作するゲームに関するデータベースも存在します。

◇Proton DB
https://www.protondb.com/
Proton DBで動作するのかどうかを調べてから、ソフトを購入するようにした方が良いです。

◎PlayOnLinux
海外ではPOLの略称で知られているWineのバージョン管理ツール。ゲーム毎の環境を作ったり、32bit環境と64bit環境を分けたりといった事が出来ます。ちょこちょこバグがありますが、慣れれば、結構便利なツールです。Ubuntuでは、PPA経由でインストール出来ますが、依存関係が面倒臭い事になりがちなので、バイナリ版をオススメします。

◇PlayOnLinux
https://www.playonlinux.com/en/download.html
「All distributions」という項目にある物がどのようなLinuxディストリビューションでも使えるバイナリ版となります。バイナリを「chmod a+x」で実行出来る状態にすれば、ダブルクリックなどで起動させられます。別途Wineのインストールが必要ですが、deb版とは違って、Wineのインストールによる巻き添えを喰らわないというメリットがあります。Wine HQで公開されている物をインストールする時には、依存関係で悩まされるPlayOnLinuxですが、バイナリ版は依存関係は関係無いので安心してシステム側のWineを入れ替えられます。
僕は、主にSteamでは遊べない18禁ゲームや同人ソフト、各種ツール・ベンチマークソフトをPOLで管理するようにしています。POLが使いにくいという場合は、Lutrisという何でも管理が出来てしまうランチャーがありますので、そちらを使っても構いません。但し、POLで構築した環境をLutrisに丸ごと移行するのは結構大変ですので、既にPOLで環境構築している人はそのまま使った方が賢明です。

Wineで動作するソフトウェアを調べられるデータベースもあります。Proton DBと合わせて確認に使えます。

◇Wine HQ AppDB
https://appdb.winehq.org/

◎Lutris
ゲームプラットフォームであり、ゲームランチャーとしても使えるソフトウェアです。SteamからWine、各種ゲームエミュレータまで何でも管理出来てしまう夢のようなツールですが、既に別の方法で環境が出来上がっている場合は、Lutrisへわざわざ環境を移すメリットは何もありません。一から始めて、全ての環境を一つにしておきたいという人には良いツールだと思います。
Ubuntuの場合は、PPA経由でインストールが出来ます。

◇Lutris
https://lutris.net/downloads/

◎PCSX2
プレイステーション2のエミュレータです。Ubuntuの場合、PPAからインストールが出来ますが、依存関係によるトラブルが嫌な人は、AppImage版をオススメします。「chmod a+x」で実行権限を付けるだけで、ダブルクリックで起動可能になり、依存関係から開放されます。
BIOSとゲームISOが別途必要ですので、BIOSを実機から吸い出したり、購入したゲームをリッピングツールでISO化したりする作業が必要です。

◇PCSX2 AppImage版
https://github.com/ferion11/PCSX2_Appimage
◇PCSX2 Daily Builds PPA
https://launchpad.net/~pcsx2-team/+archive/ubuntu/pcsx2-daily

◎PPSSPP
PSPのエミュレータです。軽量ですが、ゲームによってはバグっています。普通に遊ぶ分には問題ありません。
Ubuntuの場合は、PPA経由でインストールします。BIOSは内蔵されていますが、ゲームROMに関しては、ハックしたPSPでUMDから吸い出す必要があります。

◇PPSSPP - stable version
https://launchpad.net/~ppsspp/+archive/ubuntu/stable

紹介したソフトウェアで、Linux環境でもかなりゲーム環境を充実させられます。これら以外に、レトロゲーム用エミュレータとしてMednafenを使っています。これは、ビルドが必要なので、ここでは取り上げませんでした。なかなか大変でしたけどね(^_^;)
使い分けとしては、以下のようになるかと思います。

Steam - PS4/PS3などゲームエミュレーターが存在していない、あるいは導入が難しいプラットフォームのPC版ゲームの導入
PlayOnLinux - Windows用の18禁ゲーム、同人ゲームや各種ツール、古いWindowsアプリケーションを動作させる
PCSX2 - PS2のゲームを動作させる
PPSSPP - PSPのゲームを動作させる
Mednafen - レトロゲーム(PS・SFC・メガドライブなど)を動作させる
Lutris - 上記ゲームプラットフォームを一元管理する


僕の場合は、Lutrisを使わずに、バラで環境を構築しました。注意する事は、Wineの新バージョンが出ても入れ替えようと思わない事です。大体環境が崩れて、ソフトが動作しなくなって困る事になります。
posted by takatan at 21:13| 大阪 ☁| Game Hacks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

PlayOnLinuxの仮想ドライブを2つに絞って、片方はWine 5.7-stagingに変更してみた

PlayOnLinuxの環境を更新しました。今までは3つの仮想ドライブを作って使っていましたが、今回はシンプルに32bit環境と64bit環境の2つの仮想ドライブを構築して運用しています。

スクリーンショット_2020-05-19_16-06-44.png
スクリーンショット_2020-05-19_16-06-56.png

Lurtisに移行しようかと思いましたが、うまく動作しなかったので、PlayOnLinuxで問題無く動作してきたソフトウェアはそのままPlayOnLinuxで運用する事にしました。
64bit環境は、Wine 5.7-stagingと比較的最新のWineに変更しています。32bit環境は、引き続きWine 3.20にしています。
posted by takatan at 16:16| 大阪 ☀| Game Hacks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月12日

Steam版ウルトラストリートファイターIVを久しぶりにカスタマイズ

Steam版ウルトラストリートファイターIVを久しぶりにカスタマイズしました。

・女性キャラクターは、デフォルトの衣装(Original)をゲームデフォルトの衣装か、水着Modにし、セカンド衣装(Alternative1)をNude Modに設定。つまり、気分次第で、水着で戦ったり、裸で戦ったり出来ます(^_^;)
https://www.deviantart.com/segadordelinks/gallery/39276462/usf4-adult-mods

複数のMODを一つのcharaフォルダにまとめるには、例えば、「CNL_01_01.col.emb」というファイルがあって、Alternative1に割り当てたいのであれば、「CNL_02_01.col.emb」というようにキャラクターの略記の後にある数字を変更すれば良いです。これをMODファイル分全てに行います。

・タイトル画面・VS画面をMod「Street Fighter IV Remix」から流用
http://www.sf4remix.com/

・メインメニュー画面を春麗Modに変更
https://www.deviantart.com/siegfried129/art/Ultra-Street-fighter-4-Main-menu-494517193


・patchフォルダをpatch_ae2フォルダに集約(メインメニューModのパッチをpatch_ae2フォルダに入れないと、変更が反映されない為。)

Street Fighter IV RemixのModは、ゲームバランスがガラッと変わってしまうので、必要な物だけ取り出して使いました。ステージModもあるようで、まだまだカスタマイズ出来そう。
posted by takatan at 03:01| 大阪 | Game Hacks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする