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2019年06月03日

M.U.G.E.Nで動画を導入するには

2D格闘ゲームエンジン「M.U.G.E.N」は今でも愛用している人々が多いです。公式サイトがダウンしてから随分と立っていますが、M.U.E.G.N 1.1bは現在でも海外フォーラムなどでダウンロードが出来ます。

http://mug3.anikipedia.com/mugen.htm
http://mugenguild.com/forum/topics/download-mugen-latest-release-1-1-official-release-8613-105841.0.html

オープニングや負けた時の演出、エンディングなどで動画を導入したいと考えた時、どのようにすれば、良いでしょうか?M.U.E.G.Nには動画を取り込めるような気の利いたツールや仕組みはありません。連番画像を1秒間に切り替えていくというパラパラアニメの手法を使って、動画を表現する事が出来ます。そこで、連番画像が必要になってくるわけですが、動画を連番画像にしますと大量の画像が生成され、M.U.E.G.Nの解像度に合わせてトリミングや縮小などを行う作業はとても面倒な事になります。
M.U.E.G.N 1.1bは、24bitフルカラーのPNGを使う事ができ、Fighter Factoryを使ったキャラクターやステージ作成において表現力が高まります。しかし、PNGを使いますと容量が大きくなる傾向がありますので、容量と美しさのトレードオフを考えておくべきでしょう。

PNG画像を使った動画作成は、力技で出来ます。動画から大量の静止画を作り出すには、ffmpegが便利です。ffmpegは、WindowsでもLinuxでもあります。


$ffmpeg -ss 0 -t 5 -r 60 -i 入力用の動画ファイル xxx%d3.png

オプションの意味は、「-ss 0」は動画の再生開始時間(この場合は0秒から始まる)、「-t 5」は動画の終了時間(この場合は5秒まで)、「-r 60」は秒間フレーム数(この場合は秒間60フレーム)となっています。「-i 入力用の動画ファイル」で連番画像化したい動画のファイル名を入力します。xxx%d3.pngは「xxx001.png、xxx002.png・・・」という感じで出力する連番画像名を書き出します。

ffmpegで連番画像を用意したら、GIMPでM.U.G.E.Nの解像度に合わせる為に画像サイズを縮小・トリミングしていきます。レイヤー毎に画像を保存したいのであれば、continuous-saveというスクリプトを使います。
http://userweb.pep.ne.jp/tamubun/computer/continuous-save.html

後は、Fighter Factoryに展開したプロジェクト上に、この連番画像を導入し、アニメーションを調整していく事で動画を取り込む事が出来ます。
posted by takatan at 23:59| 大阪 ☁| Game Hacks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月30日

Linux版kage fusionとmednafen+mednaffeを導入しました。

Linux版kage fusion、mednafen、mednaffeをソースコードからビルドしました。
mednaffe 0.8.8を使うには、mednafen 1.21.1をビルドしないとうまく行きませんでしたが、これでWindows版を使わなくて済むようになりました。

https://segaretro.org/Kega_Fusion#Downloads
https://mednafen.github.io/
https://github.com/AmatCoder/mednaffe

kage fusionはメガドライブエミュレーターであり、メガドライブやGenesisのゲームだけでなく、メガCDやSEGA CD、スーパー32XやマスターシステムなどのSEGAレトロゲームが動作します。メガCDのゲームで遊ぶには、実機からBIOSを抜き出す必要がありますが、スーパー32XはROMを吸い出せば、特にBIOSは必要ありません。
mednafenはマルチゲームエミュレーターですが、コマンドで稼働させるツールです。GUIがありますので、これを併用する事で他のゲームエミュレーターのように直感的に扱う事が出来ます。PCエンジンスーパーCD-ROM2などはBIOSが必要ですので別途用意してください。
SFCやFC、メガドライブやPCエンジンなどをエミュレートする事が出来ます。
posted by takatan at 01:01| 大阪 ☁| Game Hacks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月03日

Linux版「ePSXe」をインストールする方法

Windowsでのプレイステーションエミュレーターの定番の一つが「ePSXe」ですが、これをUbuntu系LinuxディストリビューションにLinux版「ePSXe」をインストールする事が出来ます。
https://github.com/brandleesee/ePSXe64Ubuntu

端末で以下のコマンドを入力して実行しますと、ePSXeをインストールする事が出来ます。

$wget -O ePSXe64Ubuntu.sh https://raw.githubusercontent.com/brandleesee/ePSXe64Ubuntu/master/ePSXe64Ubuntu.sh && bash ePSXe64Ubuntu.sh


以下の画像はPS版「アドヴァンスド・ヴァリアブル・ジオ」をePSXeで起動させたところです。
Screenshot from 2019-02-02 23-58-59.png

posted by takatan at 00:56| 大阪 ☀| Game Hacks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月19日

Linux版PCSX2 1.4.0に入れているDaily Builds版のPCSX2 1.5.0のプラグインを更新して設定を見直しました

https://launchpad.net/~pcsx2-team/+archive/ubuntu/pcsx2-daily

上記PPAのDaily Builds版のPCSX 1.5.0のプラグインを抜き出して、Linux版PCSX2 1.4.0を強化しました。基本部分はこの1.4.0が一番安定しているし、Ubuntu 18.04 LTSの公式レポジトリにも入っているので、ベースはこれで良いと思います。プラグインを更新する事で機能を強化する事が出来ます。やり方は以下を見てください。
http://www.valkyrieviper.space/article/460371169.html?1545219087

ソウルキャリバーIIIだけ内部解像度x3の設定では重かったので、x2に落とし、その代わりにアンチエイリアスやミップマップなどの設定を変更したら、結構良い感じになりました。以下の画像がその設定です。

Screenshot from 2018-12-19 20-20-22.pngScreenshot from 2018-12-19 20-20-26.pngScreenshot from 2018-12-19 20-20-30.pngScreenshot from 2018-12-19 20-20-41.png
posted by takatan at 20:35| 大阪 ☁| Game Hacks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月30日

Linux版Steamクライアントのβ版にWindows APIレイヤー「Wine」の強化版が実装されている

LinuxでSteamを使おうと思いますと、Windows APIレイヤー「Wine」を使ってWindows版のSteamを使う必要がありましたが、いよいよ公式Steamクライアントに、このWineを強化した「Proton」と呼ばれる実装が導入されました。現在は鉄拳7などが対応しているようですが、こういう実装が行われるとLinuxでも気軽にWindowsゲームが遊べるようになりますので、ぜひ、正式版にもどんどん対応していってもらいたいですね(^^)

このβ版は公式クライアントから設定を変更するだけで使えるようになります。「Steam」メニュー→「Settings」→「Steam Play」に移動し、Advancedの2つの項目にチェックを入れますと、再起動を促されますので、OKを選べば、自動的に再起動→β版クライアントのインストールが行われます。次回以降はProtonが有効になった状態でSteamクライアントが使えるようになっています。

Screenshot from 2018-09-30 15-29-30.png
posted by takatan at 15:48| 大阪 ☔| Game Hacks | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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