http://mug3.anikipedia.com/mugen.htm
http://mugenguild.com/forum/topics/download-mugen-latest-release-1-1-official-release-8613-105841.0.html
オープニングや負けた時の演出、エンディングなどで動画を導入したいと考えた時、どのようにすれば、良いでしょうか?M.U.E.G.Nには動画を取り込めるような気の利いたツールや仕組みはありません。連番画像を1秒間に切り替えていくというパラパラアニメの手法を使って、動画を表現する事が出来ます。そこで、連番画像が必要になってくるわけですが、動画を連番画像にしますと大量の画像が生成され、M.U.E.G.Nの解像度に合わせてトリミングや縮小などを行う作業はとても面倒な事になります。
M.U.E.G.N 1.1bは、24bitフルカラーのPNGを使う事ができ、Fighter Factoryを使ったキャラクターやステージ作成において表現力が高まります。しかし、PNGを使いますと容量が大きくなる傾向がありますので、容量と美しさのトレードオフを考えておくべきでしょう。
PNG画像を使った動画作成は、力技で出来ます。動画から大量の静止画を作り出すには、ffmpegが便利です。ffmpegは、WindowsでもLinuxでもあります。
$ffmpeg -ss 0 -t 5 -r 60 -i 入力用の動画ファイル xxx%d3.png
オプションの意味は、「-ss 0」は動画の再生開始時間(この場合は0秒から始まる)、「-t 5」は動画の終了時間(この場合は5秒まで)、「-r 60」は秒間フレーム数(この場合は秒間60フレーム)となっています。「-i 入力用の動画ファイル」で連番画像化したい動画のファイル名を入力します。xxx%d3.pngは「xxx001.png、xxx002.png・・・」という感じで出力する連番画像名を書き出します。
ffmpegで連番画像を用意したら、GIMPでM.U.G.E.Nの解像度に合わせる為に画像サイズを縮小・トリミングしていきます。レイヤー毎に画像を保存したいのであれば、continuous-saveというスクリプトを使います。
http://userweb.pep.ne.jp/tamubun/computer/continuous-save.html
後は、Fighter Factoryに展開したプロジェクト上に、この連番画像を導入し、アニメーションを調整していく事で動画を取り込む事が出来ます。